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二重ルーター(ダブルNAT)下でTP-LinkルーターのVPNサーバーを利用する際の設定例

設定ガイド
更新済み09-12-2025 03:30:36 AM Number of views for this article1497
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はじめに

この記事では、二重ルーター状態(TP-LinkルーターのWAN IPがプライベートネットワークIP)の場合に、メインルーター側で必要なポートフォワーディングの設定方法を説明し、TP-LinkルーターのVPNサーバーへの接続方法を解説します。

あくまで一般的な回線での利用を想定した説明なので、この設定を行ってもVPNサーバーへの接続ができない場合もあります。例えばNuro光などは回線の制限上外部からのアクセスは制限されます。

 

要件

  • TP-LinkルーターでVPNサーバーが設定されていること。
  • メインルーターがパブリックWAN IPアドレスを持ち、かつその管理が可能であること。

 

設定手順

以下の図を例とします:TP-LinkルーターでVPNサーバーが有効になっています。メインルーターのWAN IPアドレスは 1.100.X.X で、TP-LinkルーターのWAN IPは 192.168.1.99 です。

TP-Linkルーターはメインルーターの背後にあり、インターネットに接続されています。

 

ステップ1: メインルーターのWeb管理ページにログインします。

 

ステップ2: メインルーターポートフォワーディング設定ページに移動し、以下のパラメータに従ってポートフォワーディングを設定します。

注意: ルーターの設定方法はブランドによって異なるため、必要に応じてメインルーターのサポートにお問い合わせください。ポートフォワーディング・ポート転送・ポート開放などメーカーによって呼称が異なります。

 

デバイスIPアドレス: 192.168.1.99(TP-LinkルーターのWAN IPアドレス) を入力します。

外部ポート内部ポートロトコル: 以下の表を参照してください。

VPNサーバー

内部ポート

外部ポート

OpenVPN

1194 (ALL)

1194 (ALL)

WireGuard

51820 (UDP)

51820 (UDP)

L2TP/IPSec

4500 (UDP), 500 (UDP)

4500 (UDP), 500 (UDP)

PPTP

1723 (TCP), 47 (ALL)

1723 (TCP), 47 (ALL)

 

ステップ3: VPNサーバーに接続します。VPNクライアントソフトウェア(スマホやPC)で、VPNサーバーアドレス欄にメインルーターのWAN IPアドレス (1.100.X.X) を入力します。

以下の画像は、WireGuardやOpenVPNなどのアプリを使った場合の主要なステップを示しています。

WireGuardの場合:

WireGuardプロトコルのエンドポイントアドレスが1.100.X.X:51820に置き換えられています。

 

OpenVPNの場合、OpenVPN設定ファイルをOpenVPNクライアントアプリにインポートする前に、テキストエディタでファイルを開き、"remote" 項目のIPアドレスをメインルーターのWAN IPアドレスに置き換えます。

OpenVPN設定ファイル内のremoteアドレスが1.100.X.Xに置き換えられています。

 

各機能や設定の詳細については、ダウンロードセンターから製品マニュアルを入手してください。

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