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    Jul.2019
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    次世代インターネット接続環境である 『IPv6』対応の最新版ファームウェアを7月上旬より提供開始~ミドルレンジ無線LANルーター3製品から順次対応~

    TP-Linkは、当社ミドルレンジ 無線LANルーター「Archer A10」「Archer A2600」「Archer C2300」へ『IPv6』(IPoE/ IPv4 over IPv6) に対応する最新ファームウェアバージョンの提供を7月上旬より開始致します。

    3製品の最新のファームウェアでは、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)の提供するMAP-E 方式の「v6プラス」、インターネットマルチフィード株式会社(MFEED)が提供するDS-Lite方式の 「transix」や、ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)が提供するMAP-E方式の「IPv6オプション」といっ た『IPv6』( IPoEおよびIPv4 over IPv6)によるインターネット接続サービスに対応が可能になります。 今後は、『IPv6』(IPoE/ IPv4 over IPv6) 対応製品の更なる拡大に努めて参ります。


    【IPv6の特徴】
    IPv6とは
    『IPv6』*1(Internet Protocol Version 6:以下『IPv6』)とは、インターネットの接続方式の1つです。 現在、インターネット接続で一般的に使用されていた接続方式『IPv4』のあとに考案された新しい接続方 式が『IPv6』となります。


    *1 『IPv6』を利用するためには、プロバイダ・ルーター・利用デバイスの3つ全てで、 IPv6サービスでの通信を扱える状態にする必要があります。

     

    IPv6のメリット 
    ⚫ 通信速度の向上 
    ナローバンドとブロードバンドの比較でもあるように、『IPv4』は “車線の多い一般道”、『IPv6』は“専用の高速道路”と想像して頂くと 分かり易いかと思います。その結果、通信速度の向上に繋がります

     

    ⚫ 設定が簡単 
    DHCPサーバが無い状況であっても、ホストには自動的にIPアドレス とデフォルト経路が割当されるため、設定に関する煩わしさを省く ことが出来ます。

     

    【IPv4とIPv6の違い】 
    ほぼ無限大のIPアドレス
    『IPv6』が誕生した背景には、『IPv4』のIPアドレス枯渇問題が挙 げられます。世界人口白書にあるように、2050年に世界人口が93 億人に達する状況、更には、今後普及が進むであろうIoT社会の到 来により携帯電話やTV、冷蔵庫などがIPネットワークでつながる 事を考えると、一人で複数に及ぶアドレスを保持することになりま す。その結果、現在主流の『IPv4』では使用可能なIPアドレスが約 43億個であるために、現在のプロトコルでは不足が生じてしまいま す。このような状況を解決するためには膨大なIPアドレスを保持す る*2『IPv6』の導入が急務となります。
    *2 『IPv6』では、 約340澗個のIPアドレスの使用が可能となっています。

      

     

    通信内容を暗号化
    『IPv6』ではIPSec*3の機能を標準機能としていますので通信は暗 号化されます。これにより、パケットの盗聴、改ざん、成り済まし を高い確度で防ぐことが出来ます。これだけで全てのセキュリティ ホールを防げるわけではありませんが、パスワードが平文でネット ワーク上を流れる、ということはなくなります。実はIPSecも 『IPv4』のオプションとして用意されてはいますが、オプション機 能に留まるため、通信相手が使用出来るとは限りません。
    *3 「Security Architecture for Internet Protocol」の略になります。IPパケットの保護 によって、HTTPやFTPといったアプリケーションプロトコルを使って転送されるデータ が保護されます。

     

     

    【対応可能機種一覧】
    動作確認済みサービス

    IPv4 over IPv6通信サービスを提供しているVNE社 IPv4 over IPv6 通信サービス名
    インターネットマルチフィード株式会社 transix
    日本ネットワークイネイブラー株式会社 v6プラス
    ビッグローブ株式会社 IPv6オプション

    ※「transix」はインターネットマルチフィード株式会社の登録商標です。

    ※「v6プラス」は日本ネットワークイネイブラー株式会社の登録商標です。

    ※「IPv6オプション」はビッグローブ株式会社の登録商標です。

     

    動作確認済み無線LANルーター

    型番 ハードウエアバージョン 対応ファームウェア
    Archer A2600 V1 ファームウェア 190624以降
    Archer A10 V1 ファームウェア 190624以降
    Archer C2300 V1 ファームウェア 190101以降(transixのみ)

    サービスを提供するプロバイダーとの対応情報と更新情報は こちらをご覧ください:

    https://www.tp-link.com/jp/support/faq/2383/

     


    【IPv6対応機種について】
    「Archer A10」/「Archer A2600」
    5GHz帯で1733Mbps、2.4GHz帯で800Mbpsの超高速なデュア ルバンド接続を実現し、これにより、 Wi-Fiに接続しながらも 速度が重要とされるゲーム機やスマートフォンでも高速化が可 能になります。 さらには、通信時間を平等に割り当てるエアタイムフェアネス、 インターネット上にて仮想専用線を構築するVPNサーバー、電 波が届きにくかった場所に特定の電波を集中できるビーム フォーミング、複数台の同時接続を効率化するMU-MIMO技術、 音声コントロールなど数々のハイスペックな機能を搭載しなが らも、価格帯を抑えることに成功した結果、非常に高いコスト パフォーマンスを実現する機種となっています。

     

    「Archer C2300」
    NitroQAM*4テクノロジーを使用することで、5GHz帯で最大 1625Mbps、2.4GHz帯で最大600Mbpsの超高速なデュアルバ ンド接続を実現します。 また、Wi-Fi範囲を拡大するレンジブースト技術、処理速度を 向上させるデュアルコアプロセッサ、セキュリティレベルを 向上させるHomeCareTM機能等、自宅全体のWi-Fi環境を大幅 にグレードアップするための機能も搭載しています。
    *4 QAM:一度に運べる情報量のことで、数値が高いほど通信速度が上がります。 NitroQAMはその帯域幅(Hz)が広いため、高速通信が可能となっております。

     

    ※v6プラス方式のインターネット通信の設定については こちらをご参照:

    https://www.tp-link.com/jp/support/faq/2466/

    (ブラウザーでArcherA10をv6プラス通信サービスへ接続する例)

     

     

    【世界No.1シェア!高品質無線LANルーターのTP-Link】
    TP-Linkは、世界170か国以上で10億人以上のエンドユーザーにネットワーク製品を提供している、 世界No.1プロバイダーで、無線LAN機器の世界シェアは42%を誇ります。また、2018年には8年連続で 世界No.1無線LAN機器プロバイダーを獲得しました。*1 現在、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本など、世界42か所に現地法人を構えています。
    *1 出荷台数別、2018年第4四半期IDC WLAN Tracker調べ


    徹底した研究開発、効率的な生産体制、そして厳しい品質管理によって、TP-Linkはネットワーキング製 品の分野において、多くの賞を受賞しています。また各国の技適マークを取得しており*2、高性能で安心 してご利用いただける製品を提供しています。
    *2 TELEC, CE,FCC取得済み、RoHS指令対応

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