一人暮らしのWi-Fiルーター選び方|TP-Link
一人暮らしのWi-Fiルーター選び方〈おすすめ一人暮らし向けWi-Fiルーターもご紹介〉|TP-Link
Wi-Fiルーターって、正直どうやって選んでいいかわからない…。通信速度、Wi-Fi規格、ストリーム数、ポート数。様々な数字が並んで混乱してしまう人もいるかと思います。
今回は一人暮らし向けの方にフォーカスしてWi-Fiルーターの選び方をご紹介。一人暮らしであれば接続台数は多くても10台から20台程度。お部屋もそこまで広いお家ではないかもしれません。だからこそ見るべきポイントをご紹介。1)回線速度、2)Wi-Fi規格、3)有線ポート、4)本体サイズに絞って、選び方を解説します。最後には一人暮らしにおすすめのモデルもご紹介します。

そもそも、一人暮らしにWi-Fiルーターは必要なの?
接続端末がスマートフォンだけなら、必要性は低い
接続する端末がスマートフォンのみの場合、Wi-Fiルーターを設置する必要性は低いでしょう。一方、自宅での通信速度や安定性を求める場合、また、使用パケットを抑えたい場合には、自宅でのWi-Fi利用も検討できます。
PCやゲーム端末を接続する場合
PCやゲーム端末などスマートフォン以外に利用する端末がある場合、Wi-Fiルーターの導入がおすすめです。スマートフォンのテザリングでも対応できる場合もありますが、大容量データのダウンロードや安定した通信には向いていません。また、長時間テザリングを使用するとスマートフォンのバッテリー劣化などに繋がるリスクもあります。
スマートホームを活用するなら
スマートライト・スピーカー・カメラなど常時接続デバイスを利用する場合も、Wi-Fiルーターが必要になります。
リモートワークやゲームなど、高速で安定した接続が必要な場合
リモートワークやゲームなど、高速で安定した接続が必要な方には、Wi-Fiルーターの導入がおすすめです。通信の速度や安定性においては、スマートフォンのテザリングよりも光回線とWi-Fiルーターを使用した通信に軍配があがります。特にオンライン会議やオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロード・アップロードには高速で安定した通信が必要になります。
一人暮らしのWi-Fiルーター選び方
1. まずは回線の速度をチェック
前提として、Wi-Fiルーターを介した通信では、契約している光回線以上の速度は出ません。回線以上のスペックを持つWi-Fiルーターを購入してもルーターの通信性能を活かしきれません。逆に回線以下のスペックのWi-Fiルーターでは、せっかくの回線速度がむだになってしまいます。まずは契約している(契約したい)回線速度をチェックしましょう。
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100Gbps以下の回線(マンションの共有回線など):1Gbpsポートを搭載したエントリーモデル
※1Gbpsポートはオーバースペックになりますが、価格にほとんど差がなく初心者の方でも使いやすい機種が多いことから1Gbpsポート以上のルーターがおすすめです。 - 1Gbps回線(通常の光回線速度):1Gbpsポートを搭載したエントリーモデル~ミドルレンジモデル
- 10Gbps回線(10ギガプラン):10Gbpsポート搭載モデルから選択
2. Wi-Fi規格
Wi-FiにはWi-Fi 5やWi-Fi 6といった規格があり、数字の大きい方が新しい規格です。当然新しい規格の方が高性能で、高速で低遅延、かつ多数デバイスとの接続が可能です。
- Wi-Fi 7(11be):2023年に登場した最新のWi-Fi規格。最新技術により、超高速・低遅延の通信が可能になりました。
Wi-Fi 7について詳しく > - Wi-Fi 6(11ax):2019年に登場したWi-Fi規格。現在国内で一般的に利用されている規格です。
- Wi-Fi 5(11ac):2013年に登場したWi-Fi規格。上位のWi-Fi規格に比べて通信速度や安定性に劣ります。
Wi-Fi規格に関する注意点
各Wi-Fi規格の機能・性能を利用するためには端末・ルーターの両方が対応している必要があります。例えばWi-Fi 7通信を利用する場合は、Wi-Fi 7対応の端末(スマートフォンなど)とWi-Fi 7ルーターが必要です。ルーター・端末の一方が最新Wi-Fi規格に対応していない場合でも、Wi-Fi規格は後方互換があるため、Wi-Fi通信は可能です。例えば、Wi-Fi 7ルーターとWi-Fi 6対応端末での通信も可能ですが、ルーター端末間の通信はWi-Fi 6での通信となります。
3. ポートの数
PCなどと有線接続する場合は、有線ポートのポート速度や数も確認しましょう。
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ポート速度:家庭用では、1Gbps、2.5Gbps、10Gbpsの速度のポートが一般的です。WANポート(回線側[モデム]と接続するポート)の速度は、契約している回線に合わせて選定しましょう。ポートの速度が回線の速度を下回ってしまうと、通信全体のボトルネック(パフォーマンスを妨げる原因)となり、通信速度の低下をもたらします。
- 数:接続する端末がPC 1台など少ない場合は問題ないですが、多くの端末を有線(LAN)で接続したい場合はポート数の多いモデルを採用しましょう。どうしてもポートが足りないときは、スイッチングハブで接続数を増やすこともできます。
ポートって?
ポートとは、有線で機器を接続するための接続口です。WANポートとLANポートがあり、WANポートは回線側(モデム)と、LANポートは端末側(PCなど)と接続します。
4. 本体サイズ
一人暮らしで居住スペースが限られる場合、Wi-Fiルーターを置く場所について考慮してもいいかもしれません。幅が30cmの Wi-Fiルーターもある一方、「Archer BE220」など小型のルーターも存在します。Wi-Fiルーターは押し入れなどよりも開けた場所に置いた方が電波を飛ばしやすくなります。置き場所も考慮しながらWi-Fiルーターを選ぶとよいでしょう。
5. 間取りによってはWi-Fi中継器が必要
コンクリートの壁や長い廊下をはさむとWi-FIの電波が減衰しやすい傾向があります。電波が届きにくい場合は、後からWi-Fi中継器やメッシュ対応機を買い足すのも選択肢です。
一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター 5選
いまWi-Fiルーターを選ぶなら、Wi-Fi 7かWi-Fi 6がおすすめ。上記の選ぶポイントを踏まえて、一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。
1)Wi-Fi 7のエントリーモデル「Archer BE220」
まずは、“新定番”ともいえる「Archer BE220」。幅15.5cm、奥行き約5cm、高さ17cmの小型なボディに、最新のWi-Fi 7技術が搭載されたモデルです。1ギガ回線を契約している方におすすめのWi-Fiルーターです。

- Wi-Fi規格:Wi-Fi 7
- ポート:5ポート(1Gbps×5)
- サイズ:155×52.5×170mm
- こんな人に:1Gbpsの回線を契約していて、Wi-Fi 7を導入したい方
2)低価格重視で安定したWi-Fiルーターが欲しい:「Archer AX23V」
Wi-Fi 7の端末を購入する予定がなく、Wi-Fiルーターに特にこだわりがない方には、Wi-Fi 6ルーター「Archer AX23V」がおすすめです。現在主流のWi-Fi 6技術に対応しています。また、小型なボディも特徴で、お部屋に馴染むデザインと合わせて、設置しやすいWi-Fiルーターです。

- Wi-Fi規格:Wi-Fi 6
- ポート:5ポート(1Gbps×5)
- サイズ: 130×40.3×150mm
- こんな人に:1Gbpsの回線を契約していて、とりあえず安定したWi-Fiルーターが欲しい方
3)10ギガ対応Wi-Fi 7ルーター「Archer BE450」
マルチギガ回線を契約している方や今後回線を強化していきたい方におすすめのモデルが「Archer BE450」。10ギガ対応ポートを搭載し、マルチギガの高速通信が可能です。無線速度は合計で7.2Gbps。価格と性能のバランスが取れたミドルレンジのモデルです。

- Wi-Fi規格:Wi-Fi 7
- ポート:5ポート(10Gbps×1、2.5Gbps×1、1Gbps×3)
- サイズ:176×59×200mm
- こんな人に:マルチギガ(2.5Gbps、10Gbps)回線を契約している方
4)ゲーマーの方には「Archer GE230」
ゲームをとことん楽しみたい方には、ゲーミングルーター「Archer GE230」がおすすめ。マルチギガの通信性能に加えてゲーミング専用の機能も搭載!自在に色を変えられるLEDもゲーミングのモチベーションを高めてくれます。

- Wi-Fi規格:Wi-Fi 7
- ポート:5ポート(2.5Gbps×2、1Gbps×3)
- サイズ:266.8×153.1×58.6 mm
- こんな人に:マルチギガ(2.5Gbps)回線を契約している方、ゲーマーの方
5)6GHz Wi-Fiを利用したい:「Archer BE700」
6GHz Wi-Fiを利用したい方におすすめなのが「Archer BE700」。6GHz帯は2022年より国内で解禁された新しい帯域です。既存の帯域(2.4GHz/5GHz)を使った通信に比べて混雑が少なく、また広い帯域を使えるため、高速な通信や多端末との接続が可能になります。将来家族が増えたり広い家に引っ越したりしても長く使える、ハイエンドWi-Fiルーターが「Archer BE700」です。

- Wi-Fi規格:Wi-Fi 7
- ポート:5ポート(10Gbps×1、2.5Gbps×1、1Gbps×3)
- サイズ:231.7×76×203mm
- こんな人に:マルチギガ(10Gbps、2.5Gbps)回線を契約していて。長期間使えるハイエンドのWi-Fiルーターを探している方
まとめ|自分の生活にあったWi-Fiルーターを
今回は一人暮らしの方向けにWi-Fiルーターの選び方を解説しました。
一人暮らし向けおすすめのTP-Link Wi-Fiルーターをまとめます。
- コスパ重視:Archer BE220/Archer AX23Vがおすすめ
- マルチギガ回線:Archer BE450/Archer BE700がおすすめ
- ゲーマーの方:Archer GE230がおすすめ
あなたの生活に合う一台を選んで、今日からストレスのないネット環境を構築してみてください。



