24時間キャプチャ機能の使い方
24時間キャプチャとは?
24時間キャプチャとは、一定の頻度で画像を撮影し、その画像間の差分に基づいて録画をトリガーする仕組みを指します。有効化すると、カメラは1fpsなどの低フレームレートで24時間365日連続して画像をキャプチャします。イベントが検知されると、通常のフレームレートでの録画に切り替わります。
24時間キャプチャは、検知範囲を拡大して広範囲をカバーし、常時録画に近い結果をより低い消費電力で実現できます。これにより、重要な映像をより多く記録することが可能です。
24時間キャプチャの設定方法
注意: 24時間キャプチャを有効にすると、デバイスの電力消費が早くなりますので、ソーラーパネルと併用することをおすすめします。
24時間キャプチャを使用すると、カメラは定期的に画像を撮影し、イベントが検出されると自動で録画を開始します。
1. デバイス設定ページに移動します
2. 24時間キャプチャをタップします
3. 初めて24時間キャプチャを設定する場合は、24時間キャプチャを開始をタップします。既に設定済みの場合は、24時間キャプチャを有効にするをタップします。
4. ソーラーパネルが接続されていますをタップします
5. 24時間をタップするか、現在の検出録画スケジュールを置き換えるをタップして24時間キャプチャページに入ります。*
6. 24時間キャプチャを設定します(任意)
1)キャプチャ間隔をタップして、映像のキャプチャ頻度を設定します。1sは1秒間に1枚写真をキャプチャし、10sは10秒に1枚写真をキャプチャします。
2)スケジュールをタップして録画スケジュールページへ進み、編集をタップしてキャプチャと検出録画の時間帯を設定します。
*: 24時間 と 現在の検出録画スケジュールを置き換える の違いは?
24時間:
以前の設定 > 「24時間」をタップして24時間キャプチャを有効化 > 24時間キャプチャを無効化
現在の検出録画スケジュールを置き換える (検知時に録画):
以前の設定 > 「検知時に録画」をタップして24時間キャプチャを有効化 > 24時間キャプチャを無効化
QA
Q: 24時間 と「現在の検知録画スケジュールを置き換える」の違いは何ですか?
A: 詳細については、以下の表をご参照ください。
機能 | 24時間キャプチャ | PIR 検知* | 常時録画 |
録画のトリガー方式 | 画像差分検知 | 赤外線動体検知 | 常時録画 |
消費電力 | 中程度(PIR より高く、常時録画より低い) | 低い | 高い |
ストレージ使用量 | 常時録画より少ない | 24時間キャプチャより少ない | 多い |
検知範囲 | 広い(人間最大15m、車両30m以上) | 狭い(最大9m) | 該当なし(検知なし) |
映像品質 | 検知時は高フレームレート(15fps) | 検知がない場合は映像録画なし | 設定フレームレートで常時録画 |
利用ケース | 省エネに常時監視が可能 | 最も低電力で監視可能 | 常時監視に最適だが消費電力が多い |
*PIR検知とはTapo C4xx番台やC6xx番台等のバッテリー式カメラが採用する録画のトリガーで、センサーが動体を検知すると録画を開始します。
Q: 24時間キャプチャを有効にするとどのような効果がありますか?
A: 24時間キャプチャを有効化すると、検知範囲が拡大し、元の PIR 検知範囲外のイベントも検知される可能性があります。このため、不要な検知通知を避けるために、検知エリアの設定や設置位置の調整を推奨します。
さらに、24時間キャプチャを有効化すると起動回数が増加し、元のPIR検知も有効のままになるため、頻繁なウェイクアップによるバッテリー消耗を防ぐための設置ガイドラインに沿った設置・利用をおすすめいたします(交通量の多い道路や揺れる木などに向けない)。
Q: 24時間キャプチャは SD カードやハブストレージなしで使えますか?
A: いいえ。24時間キャプチャ動画はmicroSDカードに保存する必要があり、Tapo Careのクラウド録画には対応していません。
24時間キャプチャはまだハブストレージと完全互換ではありません。ローカルストレージの保存先としてカメラストレージを選択し、その後に 24時間キャプチャを有効化してください。
24時間キャプチャがハブに完全対応するのは 2025年内の予定です。
Q: 24時間録画での大まかなバッテリー持続時間は?
A: おおまかな目安は以下の表をご覧ください:
フレームレート (fps) | バッテリー持続時間(ソーラーパネルなし) | 1日の電力を賄うのに必要な日照時間(ソーラーパネル) |
1 | 8日 | 105分 |
5 | 25日 | <45分 |
10 | 37日 | <45分 |
20 | 42日 | <45分 |
30 | 51日 | <45分 |
60 | 55日 | <45分 |
注意:
(1) バッテリー寿命とソーラー充電時間は Tapo の実験室テストに基づくもので、1日あたり昼間23回・夜間12回のイベント発生を想定し、各イベントで13秒間の録画を行い、それ以外は待機状態とした場合の結果です。
(2) ソーラー充電時間は標準試験条件(1000W/㎡, 25℃, AM1.5)下で測定されています。実際の性能はデバイス設定、使用状況、ルーター仕様、環境条件により異なる場合があります。
Q: 24時間キャプチャの SD カードでのストレージ使用量は?
A: 検知イベントが発生しない場合、キャプチャ間隔を10秒に設定すると1日あたり約173MBを使用します。1秒間隔に設定した場合、1日あたり約1730MBを使用します。
以下の表は、各ストレージ容量で保存可能なおおよその日数を示します。
キャプチャ間隔 | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
1秒 | 約9日 | 約18日 | 約36日 | 約73日 | 約147日 | 約294日 |
10秒 | 約91日 | 約184日 | 約368日 | 約736日 | 約1472日 | 約2944日 |
Q: 「24時間」と「現在の検知録画スケジュールを置き換える」の違いは?
24時間 を選択すると、録画スケジュールが 24時間 に設定され、録画タイプが 24時間キャプチャになります。
「現在の検知録画スケジュールを置き換える」を選択すると、既存のスケジュールは保持され、録画タイプのみが 24時間キャプチャに変更されます。
どちらを選択しても、その後 24時間キャプチャ機能をオフにすると、スケジュールは変更されず録画タイプのみが検知録画に戻ります。
24時間:
上記3枚の画像は、24時間 を選択した場合のスケジュール設定の流れを示しています。
現在の検知録画スケジュールを置き換える:
上記の画像は、現在の検知録画スケジュールを置き換える を選択した場合のスケジュール設定の流れを示しています。
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