MAXtream

屋外APをよりスムーズ・効率的にする画期的なTDMAテクノロジー

 

なぜMAXtreamなのか?

 

スループットの低下を大幅に抑制

通常の屋内環境では、CSMA/CA方式で通信するSTA(ステーション/端末)が、別のSTAとAPが通信しているかどうかを確認し、チャンネルが解放されるまでAPにデータを送信しません。しかし、STA間が大きく離れている屋外環境では、APが他と通信しているか判断できず、複数が同時にAPへデータを送信しようとする場合があります。これにより、STA数が増加するとAPの総スループット(データ配信の成功率)が大幅に低下する「隠れ端末問題」と呼ばれる問題が発生します。MAXtreamはこれを排除し、スループットを高く保つのに役立ちます。

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総スループット

MAXtream TDMAモード

802.11 CSMAモード

STA数

 

* 注意:実際のスループットは、距離・障害物・ワイヤレス干渉・天候等の環境要因によって異なります。

MAXtreamとは?

 

データ転送に
秩序をもたらします

STAが屋外APに送信しようとしているデータを1台の車両として考えてみましょう。1度に1台だけが通行可能な状況で、ドライバーがお互いを確認できず同時に通過しようとすると、多くの衝突が発生してしまいます。これは、屋外APとSTAの間で発生する隠れ端末問題に似ています。車が増えるほどより多くの衝突が発生し、全てを通過させるにはより長い時間が掛かってしまいます。

同様により多くのSTAがAPとの通信を試みると、より多くの隠れ端末問題が発生し、総スループットが大幅に減少します。しかし、車が1台ずつ通行すれば衝突は回避され、より速く移動することができます。
MAXtreamは、より高速な接続と高い効率を実現し、これまでにない秩序を作り出す技術なのです。

MAXtreamの機能とは?

 

より効率的な
通信を実現

MAXtreamはTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)プロトコルに基づいており、MAXtreamモードが有効になると、STAは設定された時間帯に交代でAPへデータを送信します。これにより、隠れ端末問題による時間の無駄が解消されます。

  • STA1工場
  • STA2ホットスポット
  • STA3オフィス
  • STA4住宅

AP

* APが各STAに送信機会を割り当て

 
 
 
 
 
 
 
 

MAXtreamのメリットは?

 

最大スループット
90%以上を維持

MAXtream TDMAテクノロジーはSTAの衝突を抑え、スループットは、接続数が増えたとしても理想的な90%以上の状態確保できるため、ネットワーク全体の速度が保証されます。

QoSでスムーズな
動画・音声伝送を

MAXtreamに基づいたQoS(Quality of Service)では、動画・音声ストリームの優先度を上げ、IPTVストリーミングやVoIPコール等のサービスパフォーマンスをよりスムーズにします。

MAXtream対応のTP-Link製品*

  • CPE520/CPE220

    5GHz/2.4GHz 300Mbps
    16dBi/12dBi アウトドアCPE

  • CPE510/CPE210

    5GHz/2.4GHz 300Mbps
    13dBi/9dBi アウトドア CPE

* Pharos MAXtreamは、TP-LinkのPharosシリーズ製品とのみ互換性のある独自Wi-Fiプロトコルです。
詳細情報や設定についてはサポートページをご参照ください。